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異物・摩耗 受託分析

異物・摩耗 受託分析

国際規格に準拠した
オイル・部品の
清浄度分析サービス

  • ISO16232
  • VDA19.1

自動車をはじめとした部品清浄度検査の標準化
コンタミ解析の専門機関で粒径・数・元素を全数自動分析

OVERVIEW背景

自動車部品の清浄度検査は、過去「重量法」による分析が一般的でしたが、近年の自動車部品の小型化・精密化・電子化に伴い、自動車システムにおける多くのトラブルは微少コンタミ粒子の大きさや濃度に起因するとされ、ISO16232/VDA19.1に準拠した「粒子計数法」による分析を採用する自動車メーカーは増加傾向にあります。
それによりサプライヤーは、メーカーからの清浄度要求を満たすために、粒子計数法による簡易分析、さらには、より粒子分析の信頼性が高い拡張分析が求められます。拡張分析を実施するには、高額な設備投資と運用のノウハウを必要とします。

技術特性

国際規格ISO16232/VDA19.1の拡張分析や品質要求に最適、
欧州では、エンジンやトランスミッションとその要素部品開発試験に、
さらに、エレクトロニクス分野では、環境コンタミの原因究明に利用されています。

インテクノスは、異物「監視・解析・改善」の豊富な経験および清浄度改善のノウハウを蓄積すると同時に、グローバルなネットワークを活かし多くの海外専門企業と提携を行ってきました。
RJL Micro & Analytic GmbH社(ドイツ)との技術提携で、より専門性の高い異物粒子の計測・組成分析の受託分析サービスを提供しています。
世界トップレベルの異物解析スペシャリスト
RJL Micro & Analytic GmbH社について
RJLは2006年5月にDIN EN ISO/IEC 17025に基づく分析ラボとしてドイツの技術審査認定機関(DAkkS)に認定され、それ以来ドイツ自動車工業界の異物試験業務をほぼ一手に引き受けています。自動車部品の清浄度管理で知られるVDA.19.1(ISO16232の前身)の規格では、その委員会メンバーとして技術提供を行っています。また、RJLは分析機器や解析ソフトを開発・製造販売するメーカーでもあり、異物解析のスペシャリストです。

このような用途に最適
  • 自社製品の部品清浄度検査(ISO16232/VDA19.1準拠)
  • コンタミ抽出方法の確立(ISO16232/VDA19.1準拠)
  • 顧客要求の清浄度への適合確認
  • キラー異物の元素分析
  • オイルに含まれる摩耗粉の化学組成特定
  • 部品表面や製造環境における落下塵の化学組成検査
試料について

パーツ ・自動車部品(バルブ・モータなど)
・電子部品(センサ・基板・バッテリなど)
・その他各種部品

フルイド ・オイル(エンジン・AT/CVTFなど)
・液体(クーラント液・洗浄液など)

オプション ・メンブレン・フィルタ・材料(部品抽出・摩耗特定)
・マイクロトラップ(製造環境の清浄度)

自動車業界ではこんな要求に応えてきた

BMW Group
BorgWarner Transmission Systems
Bosch Mahle TuroboSystems
Continental Automotive/Siemens VDO
Daimler AG/Mercedes Benz
Fiat Auto
Ford
Getrag Corporate Group
General Motors
Honeywell Turbo Technologies
Jaguar Cars and Land Rover
Magna Powertrain
PSA Peugeot Citroën
Renault s.a.s.
Robert Bosch GmbH
Volvo
Volkswagen AG, Audi AG, Seat, Skoda
ZF Friedrichshafen AG

受託分析サービスの流れ
受託分析サービスの流れ
分析内容について

SEM-EDXによる異物の粒子計数と元素分析お客様からお預かりした試料を走査型電子顕微鏡(SEM)で観察し、エネルギー分散型X線分析装置(EDX)を用いて粒径、数、さらには化学組成まで特定することが可能です。これらの分析データは特に異物の発生源の特定、洗浄工程の見直し、品質改善に有力です。

分析結果レポート (例 / 粒子材質詳細のサイズと計数)

その他レポート項目

  • 1)表1:粒子材質詳細と元素分析
  • 2)表2:粒子材質詳細の化学組成と実数
  • 3)表3:材質簡易分類の最長径と計数
  • 4)表4:材質簡易分類の最小径と計数
  • 5)表5:材質簡易分類の面積と計数
  • 6)表6:最大粒子25個の化学組成
  • 7)キラー異物の画像
  • 8)附属書(抽出方法・使用機材など)
    (標準で8ページ 程度)
分析の流れ(部品清浄度検査の場合)
1)ブランク値試験 Blank Value Test
初めに、使用する分析機材や試験環境が適切であるかの確認を行います。そのためには、サンプルを用いず一連の分析作業を行い、メンブレンフィルタに捕捉した汚染粒子の粒径と数を測定します。数値が基準値を超えた場合は、試験環境・スタッフ・部品と接触するパッケージ等の清浄度を改善し、再度ブランク値試験を実施し、許容値内であることを確認します。
2)減衰試験 Qualification Test
減衰試験用のサンプルを用いて、部品表面に付着した粒子を抽出・ろ過します。これを連続6回繰り返し、それぞれのメンブレンフィルタに捕捉した異物の粒径と数を測定します。その結果から減衰値(%)を算出し、各粒径で10%を下回ったポイントを有効と判定します。6回目で10%まで下がりきらなかった場合や、逆に粒子数が増加する様な部品摩耗や塗装剥がれの可能性が確認できた場合は、抽出パラメータを見直し、再度減衰試験を実施します。 ※当分析ラボでは、多くの実績と高度な技術により、適切な初期パラメータを選定し、信頼性の高い減衰試験を提供しております。
3)部品清浄度検査 Routine Inspection
減衰試験で認定した抽出パラメータを用いて、部品表面から粒子を抽出し、ろ過、分析します。当社では主にSEM-EDXを用いて最小5µmの無機物を分析し、異物の粒径・数・化学組成を報告します。また、光学スキャナ分析と組み合わせて繊維等の有機物を報告することも可能です。これらの分析結果が発塵源の特定に繋がり、製品の品質改善に大きく寄与します。
減衰値
減衰グラフ

受託分析サービス内容

ご注意 ・部品清浄度検査の価格は、サンプルの湿潤表面積が1,000cm2以下の場合となります( 1,000cm2以上の場合はお問い合わせください)。 ・サンプルは密閉された容器・袋に入れて弊社までお送りください。 ・サンプルを分析機関に輸出する運賃は別途お見積りいたします(部品清浄度検査のみ対象、その他分析は費用に含む)。 ・サンプルは分析後に破棄されます。返却をご希望の場合は、必ず事前にお知らせください(別途輸入運賃が掛かります)。 ・報告書はPDFでの納品となります(報告書の言語は、英語・ドイツ語併記となります)。

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