
液中金属粒子モニターOilWearオイルウェア
機械システムの故障に直結する
金属摩耗粉の早期発見
機械システムの故障に直結する
金属摩耗粉の早期発見
生産性向上が叫ばれる昨今、様々な生産設備の保全において、機械システムの状態をよりリアルタイムに監視・制御する必要性が増しています。特に機械トラブルにつながる摩耗の管理においては、従来の状態監視・診断技術では手遅れとなるケースが散見されます。予期せぬ機械トラブルを発生させないため、より早期に摩耗進行を検知する技術が今、求められています。
OilWearは、機械システムの摩耗進行初期に見られる数μm以上の金属粒子をオンライン、リアルタイムで自動分析します。振動診断と比べて故障までの大きなリードタイムが得られ、試験環境や分析者の力量による影響を受けません。「今」の摩耗状態を把握できることで、機械トラブルを積極的に予防するプロアクティブ保全への進化を後押しします。
摩耗状態 | 形状 | 要因 |
---|---|---|
切断摩耗(アブレシブ摩耗) | カール状、螺旋状、長針状 | オイル中の摩耗を引き起こすような粒子 |
滑り摩耗(凝着摩耗) | 円盤状 | 過負荷、不適切な潤滑、間違ったオイル使用、 EP/AW添加剤の消耗、位置合わせ不良 |
疲労摩耗(表面疲労) | フレーク状、球状、円盤状、大塊状、層状 | 過負荷、オイル中の水、粒子による汚染、 間違ったオイル使用、潤滑材欠乏 |
その他固形粒子および繊維 | 上記のいずれにも分類されない | システムの外部からの侵入を含む |
インテクノス・ジャパンが30年以上にわたるオイルコンタミネーションコントロールの経験をもとに監修した、潤滑管理・設備保全エンジニアの皆様に向けた専用ソフトウェアです。本ソフトウェアにはシステム摩耗の進行度合を直感的に把握するための様々な機能が組み込まれています。
また、日・週・月単位で各パラメータのトレンドグラフが自動的に生成されることで、どのタイミングで異常摩耗が発生し、その発生が何に起因するのかの視覚的判断を可能とします。
製品名 | 液体中金属粒子モニター OilWear(オイルウェア) |
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解析アウトプット | 粒子数・粒子径分布(4µm - 1000µm) 気泡検出・判別・計数 摩耗粉・繊維形状分類 液中画像 |
推奨校正周期 | 1年以内 |
電源 | 24VDC ※ACアダプタをお求めの場合はご相談ください |
消費電流 | <150mA |
デジタル出力 | RS485 (MODBUS:RTU) Ethernet RJ45 (MODBUS:TCP/IP, FTP) |
動作圧力 | 温度 | ~100bar | -30℃~70℃ |
液体温度 | 粘度 | ~85℃ | ~1280cSt |
定格流量 | 0.1L/min ~0.5L/min (最適:0.2L/min) |
本体寸法 | 質量 | 88.5 x 60 x 62 mm | 320g~ |
配管継手 | 1/8 BSPF (IN/OUT) |
接液材質 | アルミニウムもしくはステンレス BK7(フローセル) FKM(シール) |
メモリ保存 | 10000テストおよび100イメージ |
本体保護等級 | IP65 |