潤滑油、作動油の汚染度などを管理する指標『NAS等級』についてご説明いたします。
清浄度コード表
(National Aerospace Standard1638:2001:Cleanliness requirements of parts used in Hydraulic systems)
流体システムにおける固体汚染物質は、そのサイズ、形状、形態、および量が様々です。
油圧システムで最も有害な汚染物質は、通常 6〜14 ミクロンであるため、肉眼では確認できません。
この肉眼では判定できない、汚染物質の大きさと数を自動粒子計数法で計数して、NAS1638で清浄度を報告します。
コードの基準
NAS規格の清浄度基準は、航空宇宙コンポーネント向けに米国で開発されたもので、工業や航空宇宙の流体動力用途や、英領北海の産業で、現在も広く利用されています。
数値は、差分カウントであり、試料中の粒子数を、>5〜≦15,>15〜≦25,>25〜≦50,>50〜≦100,>100μmという各微粒子の粒径範囲に区分し、100mL中の粒子数から割り当てられる等級(00〜12)を各粒径範囲毎に表示します。
NAS等級は通常、各粒径範囲毎の等級で最も数値の高いものを、1桁のNAS総合等級で報告されることが一般的です。
※SAE AS4059(Aerospace Fluid Power -Cleanliness Classification for Hydraulic Fluids)
Rev D Table 1が上記NAS等級の汚染度コードと同じ内容を採用しています。
※自動粒子計数機によって算出された粒径「μm」は、ACFTD(Air Cleaner Fine Test Dust)分布を意味します。
コード表

LCM20での測定結果例:NAS規格








