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PARTS &
DEVICES

部品・車載デバイス

自動車部品・車載デバイスの
信頼性向上

清浄度検査:重量法から粒子計数法へ

日本や欧米の主産業である自動車業界では機械に並んで電子が基幹技術となり、100 年に一度の変革期と呼ばれています。これら全ての製品リスクになり得る「汚染粒子」は、歩留まり改善だけでなく、電動化や自動運転で懸念される「人命」へのリスク回避に向けたCSR「企業の社会的責任」として汚染管理の進化に対応しなければなりません。
元来、エンジン・トランスミッションなどの流体部品で進化を遂げてきた清浄度検査やガイドラインの国際規格化の波が、リチウムイオンバッテリや電子部品の清浄度管理にも飛び火し、粒子計数技術の応用が増加の一途をたどっています。

インテクノスの車載部品・デバイス清浄化ソリューション

部品清浄度検査:VDA19

重量法からの脱却、粒子計数法へ

近年、自動車システムにおける多くのトラブルは微少コンタミ粒子の大きさや濃度に起因しています。すなわち、部品の清浄度を把握するのに従来の検査方式では不十分であり、それらの検査では品質と信頼性が担保できないと判断されました。そこで、部品単体の検査にも粒子径数管理が求められるようになり、その代表例が、2005年にドイツ自動車工業会の品質マネジメントセンタから発行された VDA19です。

車載デバイス製造の清浄度管理

「ヒトと事物」の挙動を制御する

車載デバイスや精密機械の量産時の異物付着率の変化は、生産ラインの「ヒトや事物」の表面汚染(媒体)と挙動(媒介)に支配的な比例関係を持ちます。この汚染メカニズムは、蔓延した新型コロナウイルスの感染メカニズムにも酷似しています。つまりヒトや装置、パレットや検査室などをキレイに保ち、それらの汚染に関わる挙動を監視制御することで、はじめてキレイな製品が製造できるのです。リチウムイオンバッテリや多くの車載デバイスの製造工程では、この「ヒトの行動変容」を伴う汚染リスクアセスメントに取り組めていません。私たちインテクノスジャパンは、この最新の汚染リスクアセスメントの導入から改善までを支えるプロセスコンサルタントです。

ガイドライン:VDA19.2

クリーンな組立環境の指標になる

このガイドラインは、自動車業界で製造される流体回路を有する部品や機械や電気装置について、機能的損傷を及ぼす領域を「環境・搬送・組立設備・要員」とし、“できるだけ”でなく、“必要な限り”の清浄化を原則としています。そして、清浄度の監視と制御については、5µm 以下の浮遊粒子管理や対策は、自動車およびそのサプライヤー業界では小さな関係性しかなく、技術的な清浄度レベルを改善しない可能性があるとし、あくまでも最終製品に便益をもたらす監視と制御を推奨しています。

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