
機械のパーツ間の隙間(クリアランス)にシリカや砂、金属粉等の固い粒子が浸入すると、それらが摺動面を摩耗させ、新たな金属摩耗粉を発生させる原因になります。このような異常摩耗(アブレシブ摩耗)により発生した金属摩耗粉は焼き入れ処理のように硬化し、機器内部に損傷を与え故障に直結する代表的なコンタミとなります。致命的な損傷を回避するには早期発見が有効ですが、「振動診断や外部分析機関による結果が出た時点では既に手遅れ」というケースも少なくありません。金属摩耗粉AnalexPCはオイル中の鉄系&非鉄系の金属摩耗粉をオンライン/リアルタイムで検知する、次世代型のセンサです。
振動診断との比較
現在も広く普及している振動診断において、ベアリングやギアボックス等の潜在的な故障を突き止めるには、ある程度の振動が発生するレベルまでダメージが大きくなる事が必要です。また通常の運転でもある程度の振動は発生するため、初期の摩耗による非常に小さな振動は見逃される傾向にあるのも事実です。このような点から摩耗粉診断と振動診断を効果的に組み合わせて、最適な状態監視が実現すると言われています。

オンライン/リアルタイムの金属摩耗粉センサ
国内に於ける摩耗粉測定の主流はボトルに採取したサンプルを測定するオフライン測定です。手軽に導入できるというメリットがある反面、「ボトルの清浄度管理」や「サンプリング方法の個人差」、「廃油・廃材を出す」など問題点も多いのが事実です。欧米では早くからオンライン測定が主流になっており、国内でも先進的なユーザーではオフラインからオンラインに移行するケースが増えています。
鉄系5レンジ、非鉄系5レンジの、計10レンジの粒径範囲
鉄系:100~150、150~200、200~300、300~450、>450μm
非鉄系:200~250、250~350、350~400、400~500、>500μm
各レンジ毎の粒子数をカウント。
金属摩耗粉が故障を発生させるシステム
舶用、建設機械、産業用ディーゼルエンジン、減速機、軸受、製鉄、発電所等、鉄/非鉄を基材とした大型の潤滑機器、ギヤ機器等。
| 圧力範囲 | 0~1Mpa |
|---|---|
| オイル温度範囲 | 10~70℃ |
| 環境温度範囲 | 0~70℃ |
| 流量範囲 | 2~22L/毎分 |
| 粘度範囲 | 500cst(油温:40℃時) |
| 適用油種 | 鉱油系、合成油系 |
| オイル経路内径 | 10mm |
| 接続 | 3/8"BSPPメス |
| インターフェース | RS232、RS485、4-20mA |
| IPレーティング | IP65 |
| 電源 | 18-30Vdc |
| 消費電力 | 0.8A |
| 標準ケーブル長 | 2m |
| 重量 | 約1.5kg |












