
異常摩耗により発生した鉄系摩耗粉はオイルの潤滑性能を著しく低下させ、故障に直結する代表的なコンタミです。致命的な損傷を回避するには早期発見が有効ですが、振動診断や外部分析機関による結果が出た時点では既に手遅れというケースも少なくありません。鉄粉濃度計FDMはオイル/グリース中の鉄粉濃度を僅か数秒でppm表示する、非常に便利な分析機器です。ICPやフェログラフィーのように専門知識も必要としないため、どなたでも数分のトレーニングで使用可能、個人差もありません。
インダクタンス・バランス式とは?
検出コイル両側に励磁コイルを置き、対になった励磁コイルから発生する磁界が検出コイル付近で互いに相殺されるよう構成された磁気回路です。一方の励磁コイルに鉄粉を含んだサンプルを挿入すると、磁気のバランスが崩れて検出コイルに誘導電圧が発生します。この誘導電圧によりサンプル中の鉄粉濃度を測定することが可能です。この測定原理は強磁性体(鉄、ニッケル、コバルト)の測定に限定されるため、非鉄系(アルミ、鉛、銅など)や酸化鉄の摩耗粉を検知したい場合には使用できません。

一台でオイル/グリースの両方が測定可能
アタッチメントの交換により、一台でオイル/グリースの両方が測定可能です。

僅か数秒で測定結果をppm表示
サンプルをFDMに挿入して数秒で測定結果がディスプレイにppm表示されます。特別なスキルも面倒な前準備も必要ありません。

大型タッチパネルで簡単操作
バックライト付の大型タッチパネルからの簡単操作でどなたでもすぐに測定可能です。

データはPCに転送可能
RS232C出力端子を装備しているのでPCにデータ伝送も可能です。
鉄系摩耗粉が故障を発生させるシステム
舶用、建設機械、産業用ディーゼルエンジン、減速機、軸受け、製鉄、発電所
車両のカスタマーサポート
エンジン、パワートレインを有する全ての車両
| 測定原理 | インダクタンス・バランス式 |
|---|---|
| 適応レンジ | 0~2000ppm |
| 分解能 | 1ppm |
| 測定精度 | オイル:±10ppm または 1% グリース:±20ppm または 2% |
| 測定時間 | 1テスト:5秒以内 |
| サンプルボトル | 60ml(グリースは専用ケース) |
| 電源 | 110~250V AC(50/60HZ) |
| 環境温度範囲 | +5℃〜+60℃ |
| オイル温度範囲 | 15~40℃ |
| PCとの接続 | D-sub 9pin コネクタを推奨 ※コネクタ及びUSB変換アダプタは付属しておりません。 |
| 重量 | 4.22kg |












